2025年に開催予定の大阪万国博覧会(大阪万博)の公式キャラクターのデザインが決まりましたね!
見た目にインパクトがあるこのキャラクターをデザインしたのは、デザイナー兼絵本作家の山下浩平さん。
しかも、製作したメンバー「僕と妻、おかんなんです」と語っています。
さらに、山下浩平さんの異色の経歴も話題になっています。以前は古着屋を経営していたそうです!
山下浩平さんの今までの経歴や、その妻と母親について、この記事で詳しく紹介します!
Contents
山下浩平の経歴・プロフィール
- 名前:山下浩平(やました こうへい)
- 生年月日:1971年(51歳)
- 職業:グラフィックデザイナー、イラストレーター、絵本作家
- 出身:熊本県熊本市生まれ、兵庫県神戸市育ち
- 学歴:
- 高校:兵庫県立明石高等学校美術科
- 大学:大阪芸術大学美術学科卒業
- 公式サイト:https://www.mountain-mountain.com/
現在51歳の山下浩平さんは、自ら設立したデザインレベル「mountain mountain」の代表を務めています。事務所は東京都目黒区にあります。
「mountain mountain」では、グラフィックを中心にキャラクター、プロダクトなど様々なデザインを制作しています。
山下浩平さんは現在は東京在住ですが、実は30代までは関西に住んでいたと話しています。
熊本で生まれましたが、父親の仕事関係で全国を転々としていて、小学校六年生の時に神戸市に移住して、それから中高、大学とも関西で、30代まで関西に住んでいたそうです。
そんな山下浩平さんは、デザイナー以外にも異色の経歴を持っています。
山下浩平がデザイナーになった理由・学歴・仕事経歴
山下浩平さんは子供の頃からお描きが好きだそうです。
以前のインタビューで、父親の転勤の影響で子供の頃から絵を描いて遊ぶことが多かったと言います。
父親の仕事の関係で、2年ごとに引っ越し、転校をするという少年時代を過ごしました。だからなのか、絵を描いたりして遊ぶことが多かったですね。
2つ上の兄がいて、彼は小学生の頃から本の虫で、その影響で僕も手塚治虫はがっつり読んでいて、自分で描いたりもしていました。
引用元
山下浩平さんは中学校の時に、高畑勲監督と富野由悠季監督のアニメに憧れ、高校は美術科を選びました。高校卒業後は大阪芸術大学の美術学科に進学しました。
大学卒業後はいわゆるデザイン事務所に就職しましたが、わずか3ヶ月で辞めてしまうことに。
その後、大学時代からアルバイトしていた古着屋から提案を受けて、出店の手伝いをしていました。古着屋のお店の内装や看板をデザインして、自分で手作りしたそうです。
しかし、1995年の阪神・淡路大震災で、ビルや看板が壊れているのを見て、デザイン作品への考え方が変わったそうです。
その時に感じたのは1点ものの儚さ。建物や看板はいつか壊れてしまうけど、印刷物だったらたとえば1000部刷ったら1部なくなっても999部は残る。作品を残せる可能性があるのかなと。
引用元
この経験から、山下浩平さんが印刷物を中心としたデザインに取り組むようになりました。
山下浩平が神戸で経営していた古着屋は?
山下浩平さんは、大学時代アルバイトしていた古着屋のオーナーからの提案に乗って、1995年の震災後に、自分も神戸で古着屋を経営して、オーナーになりました。
その古着屋はもちろん今はもうないですが、名前は
フィービーパーマネントウェーブ(phoebe permanent wave)
でした。
神戸で被災して22才から古着屋 phoebe permanent wave をやっていた頃。年の1/3ほど仕入れでアメリカとヨーロッパをザックひとつで徘徊していた。いつものきつい海外の合間にバウハウス縁の土地デッサウとワイマールを尋ねたことがある。写真は98年のバウハウス校舎。この隅でパンをかじった思い出。 pic.twitter.com/wU7lB0fsvE
— やましたこうへい@デザインと絵本 (@mountain_koya) March 15, 2022
「フィービーパーマネントウェーブ」は当時の神戸では知る人ぞ知る、センス溢れる古着屋でした。
山下浩平さんがデザイナーとしてのセンスを発揮して作ったそのお店は、「今まで出会ったことがない古着屋」とも言われるほど評価が高く、「フィービー」という愛称で関西の古着好きに親しまれていました。
フィービーの常連だったという方は、このようにブログに綴っています。
フィービーは僕がそれまで出会わなかったタイプのお店でした。
アメリカ・ヨーロッパ物を中心とした、ポップでウキウキするような色使いの古着が丁寧にディスプレイされ、マネキンセンスなどにも猛烈にしびれて、あこがれのお店でよく大阪から通ってました。
バイトをしたいと願い出たほどとても気に入ってたのでした。
山下浩平さんは古着屋を経営しながらデザイナーの仕事もしていましたが、よりデザイン業に集中するために、30代に上京し、東京の恵比寿で事務所を借りました。
それが現在経営しているデザインレベル「mountain mountain」の始まりだったと言っています。
また、古着屋時代でアメリカやヨーロッパで仕入れに行っていたため、多様なカルチャーに触れていたと言います。
山下浩平さんの若き頃の様々な経験がデザイン制作の糧になっているそうですね。
山下浩平の作品紹介
山下浩平さんの主な作品を紹介します。
山下浩平の主な絵本・児童書
山下浩平さんは「やましたこうへい」という名義で、多くの児童書や絵本を手がけていしました。
2022年4月では恐竜絵本の制作を進めているとツイートしていました。
新作の絵本のラフをいくつか進めております。
— やましたこうへい@デザインと絵本 (@mountain_koya) April 7, 2022
なんとか形にしたいと描いている、久しぶりの恐竜絵本。連載を抱えていた頃は、なかなかできなかったラフ作り。少しでも楽しい絵本にしたいと画策中です。 pic.twitter.com/8ayTOJ57yb
そんな山下浩平さんの主な絵本作品について紹介します。
- 「ちびクワくん」シリーズ(ほるぷ出版)
- 「ファーブル先生の昆虫教室」シリーズ(ポプラ社)
- 「ばななせんせい」シリーズ(童心社)
- 「さがそう! マイゴノサウルス」「さがそう! マイゴノビートル」(偕成社)
- 「まんが 星の王子さま」(小学館)
- 「世界を救うパンの缶詰」(ほるぷ出版)
山下浩平の妻と母親や家族構成について
今回2025年大阪万博の公式キャラクターデザインに応募し、1898件の作品中から見事に選ばれた山下浩平さん。
制作メンバーは「僕と妻、おかんなんです」と語っていて、家族で作られた作品だと分かりますね。
そんな山下浩平さんの妻、母親、父親はどんな人でしょうか?
山下浩平の父親・母親
山下浩平さんの父親については情報が少ないですが、全国転勤していたということから、サラリーマンだったと考えられます。
兵庫県の室津港は山下浩平さんと父親との思い出の場所だったそうで、家族で訪れることもあるという。
記者発表から数日後。山下さんは、妻、母と兵庫県たつの市の室津港に向かった。数年前に亡くなった父との思い出の場所。何気ない帰省の時だった。
引用元
山下浩平さんの母親の職業は公表されていませんが、専業主婦だと思われます。趣味でお描きするそうで、山下浩平さんがデザインした万博のキャラクターにも意見をしたそうです。
山下浩平の妻は?子供は?
山下浩平さんの妻はぬいぐるみデザイナーです。
山下浩平さんの「mountain mountain」のメンバーとしても働いているそうです!万博の公式キャラクターにもアイデアを提供していたと言います。
ぬいぐるみデザイナーで、グループのメンバーでもある妻とイメージを練った。妻が出した「水の都」のアイデアを膨らませ、キャラクターが姿を変えていくコンセプトが生まれた。
妻と母親の意見をもらいながら制作したキャラクターですから、「制作メンバーは僕と妻、おかんなんです」と言っているんですね。素敵ですね!
山下浩平がデザインした大阪万博のキャラクター
山下浩平さんがデザインした大阪万博のキャラクターはこちらです。
キャラクターの選考委員を務めていたタレントの中川翔子さんは、「選考で心を奪われた」と大好評しました!
中川は、「選考では心を奪われて激しく興奮しました。ロゴマークも斬新なのに、それが満面の笑顔になって飛び出している。会場に行った時にこの子が歩いていたらすごくうれしい。スター性を秘めていると思います」
引用元
ちなみに、キャラクターの名前はまだありません。現在公募中とのことで、どんな名前が付くか楽しみですね。
大阪万博キャラクター最終候補は3つ
ちなみに、応募の1898件の作品中から最終候補として選ばれたのはこの3つのデザインです。
大阪万博のロゴから発想した3つのデザインですが、方向性が違っていて面白いですね!
個人的には真ん中のデザインも可愛いですが、選ばれた山下浩平さんのデザインは一番インパクトがあると思います!
ネット上の感想
ここから、大阪万博公式キャラクターについてネット上の感想を一部紹介します。
個人的には万博のキャラクターはかなり好きなんだけど、日本を代表できるかというとそうではないかなと思う。もしかしたら「導く」「先導する」ていう考え方自体が古いかも?「多様性」とか「みんなそれぞれ違って良い」的な考えなのかもしれないけど、それを一体のキャラに背負わせるのはな〜
— luciennerenn (@luciennerenn) April 30, 2022
大阪万博のキャラクター愛称募集、何かいい名前ないかな〜とお話ししてたら職員さんから目玉太郎という素敵な案をいただきました!目玉太郎! pic.twitter.com/Pep4ulNOua
— ALL DESIGN FACTORY (@AllDesignF) April 30, 2022
万博、ロゴとキャラクターにむちゃくちゃツボを押されてはしゃいでいるけど、そもそも万博についてどう思っているかと言うと微妙な気持ち。
— くま子 (@kumacco8) April 29, 2022
万博のキャラクター名前募集してるだけでクソミソに言われててかわいそう😂
— 柘榴🌹 (@zakro_22) April 29, 2022
結構愛嬌あると思うんだけどなぁ〜せんと君よりも可愛いと思う。
ポン・デ・リング、各社がいろいろ出してるけど、大阪万博のキャラクター版も絶対どこかが出すだろうなぁ。食欲そそるかは別として(≧▽≦) pic.twitter.com/KyRQH2NG3J
— GR-7 (@ggrasperZX) April 29, 2022
「大阪・関西万博の公式キャラクターデザイン決定!」
— めいりー (@3350miko) April 28, 2022
とあり、どれどれと見てみた。
なかなか、味のあるキャラクターだな思った。
可愛いか可愛くないかは、別として、きっと、万博に何らかふさわしいものが、キラリとあったに違いない。
はぁ、 万博が待ち遠しい。
大阪万博の開催が楽しみですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。