2024年3月20日、MLBの2024年シーズンがロサンゼルスドジャースとサンディエゴパドレスの一戦が韓国ソウルで行われ幕を上げました。
ダルビッシュ有投手と大谷翔平選手との対戦などで大いに盛り上がったこのソウルシリーズですが、ちょうど1年前の2023年3月20日に何があったか覚えていますか?日本が世界一に輝いたWBCの準決勝・メキシコ戦が行われたのがこの日でした。
ダルビッシュ有投手や大谷翔平選手、ラーズ・ヌードバー選手らMLBプレイヤーと村上宗隆選手はNPBプレイヤーが力を合わせ世界一に輝いたこの大会で日本の守護神として活躍したのが巨人の大勢投手です。プロ1年目のシーズンが終えたばかりの投手が大活躍を見せましたが、この大勢投手、実は過去に病気を患い、高校1年までは定期検査も必要だったほどだそうです。
そこで今回は2024年シーズンでの活躍も期待される大勢投手について調査、まとめていきます!
大勢 プロフィールまとめ
まずは大勢投手のプロフィールを簡単にまとめます。
苗字は翁田(おうた)といいます。
基本情報
本名:翁田大勢(おうたたいせい)
出身地:兵庫県多可郡多可町
生年月日:1999年6月29日
身長/体重:183 cm/90 kg
選手情報
ポジション:投手
投球・打席:右投右打
プロ入り:2021年 ドラフト1位
初出場:2022年3月25日(中日ドラゴンズ 1回戦)
年俸:5600万円(2024年)
経歴
兵庫県立西脇工業高等学校
関西国際大学
読売ジャイアンツ (2022 – )
国際大会
WBC 2023年
名前の由来は?
母・いずみさんがスポニチのインタビューで答えていた内容によると、大勢投手は出産予定日から2週間ほど遅れて誕生しました。その際に、大勢の人に「まだか、まだか」と見守られながら生まれたことから名付けられたそうです。
登録名に関しては、チームに太田(おおた)龍投手もおり、呼び間違いを防止することと、素敵な名前の由来から下の名前のみとしたそうです。
大勢の苗字 翁田は全国に100名しかいない
大勢投手の苗字「翁田」をプロ入りする前から知っていたという方は少ないのではないでしょうか。
それもそのはずで兵庫県多可郡多可町八千代区大屋が本拠のこの苗字、全国で100名ほどしかいない珍しいものなのです。
大勢 過去に患った病気は川崎病
2022年3月25日に行われた中日ドラゴンズとの開幕戦にクローザーとして登板すると、見事セーブを記録した大勢投手。じつは生後7カ月のときに川崎病を発症しました。無事に回復し1カ月で退院することができたそうですが、まれに心臓に後遺症が残る場合があるため、年に一度の検診は高校1年まで受診していたんだとか。
退院後はイノシシや鹿とは普通に遭遇するという大自然の中で、手づかみで魚を捕まえて遊ぶなど活発に育ち、その後は大きな病気もせず、今、プロ野球選手として活躍しています。
川崎病とは
川崎病について紹介します。
1967年に小児科の川崎富作先生が最初に報告した原因不明の病気です。4歳以下の乳幼児に多く、全身の血管に炎症がおきていろいろな症状が出ます。高熱、両側の眼球結膜(目の白いところ)の充血、真っ赤な唇と苺のようにブツブツの舌、体の発赤疹、手足の腫れ、首のリンパ節の腫れの6つの症状のうち5つ以上の症状があれば川崎病と診断します。小さなお子さんではBCGを注射した場所が紅く腫れ上がることも、特徴的な症状の1つです。
(出典:国立育成医療研究センター)
血管に炎症が起きるため、心配される後遺症として冠動脈に動脈瘤ができてしまうことであり、大勢投手も退院後も定期検査が必要だったようです。
最後に
今回は巨人の守護神として活躍する大勢投手について、プロフィールと過去の病気、苗字まで網羅的にまとめてきました。
予定日から遅れるほど、お母さんのお腹の中で栄養を蓄え、川崎病にも打ち勝ち、そしてプロ野球選手として大活躍をしている大勢投手。2024年シーズンはキャンプ中に怪我で出遅れていますが、シーズン開幕には間に合うとのことなので、2022年シーズンのような大活躍を期待したいですよね!