『最愛』最終話終わり、加瀬さんロスと最愛ロスが話題になっている筆者です。特に大ちゃんとの電話のシーンは涙が止まりませんでした。
最終話に加瀬さんが梨央に贈った赤い手帳について気になったことがあったので、この記事は「赤い手帳と加瀬さんの最愛」を題して、加瀬さんの言葉、加瀬さん視点からの事件の真相や、赤い手帳について考察します。
赤い手帳のブランドや購入方法も併せて紹介します!
Contents
加瀬さんが梨央に贈った赤い手帳
最終話で大ちゃんが加瀬さんに電話したとき、加瀬さんは渋谷の商業施設に買い物に出かけています。
加瀬さんは、梨央へのプレゼントを購入したんです。こちらの赤い手帳です。
加瀬さんが購入したのは名入れの革手帳で、梨央のイニシャル「RIO.S」が入っています。一瞬しか映っていなかったので見逃した方もいるかもしれませんね。
店員さんが「お祝いの品」と言ったので、新薬の承認のお祝いとして梨央へのプレゼントしようと決めていたでしょう。
気になるのは、この時点で大ちゃんや警察からの連絡がまだ来ていなかったのに、加瀬さんはなぜか配送を頼んでいます。
この時点でもう梨央にプレゼントを手渡しするつもりがなかったでしょうか。
となると加瀬さんは、薬が承認されたら梨央と優の前から姿を消そうと、最初から考えていた可能性が高いですね。
梨央と優を守るためにそこまで考慮していた。それも加瀬さんの愛です。そう考えると本当に切ないですね…
この赤い手帳は無事に梨央の元に届いて、梨央はいつも持ち歩いています。
離れていても、加瀬さんのことを思っているということでしょう。
このシーンと梨央の最後のナレーション、本当に泣けます。
赤い手帳のブランド:ダグラス(楽天で購入可能)
ちなみに赤い手帳のブランドはダグラスです。カラーはブラック・ダークブラウン・レッドの三色展開です。
値段は2万円と少し高いですが、名入れができますし、革手帳は長く使えるので、贈り物としては良さそうですね。
ちょうど年末年始なので、新しい一年への期待も込めて、上質な手帳を新たに調達するのも良いですね!
加瀬さんと大ちゃんの電話内容!最愛は梨央と優
最終話に、加瀬さんが犯人だと気づいた大ちゃんは加瀬さんに電話しました。
その電話でのやり取りは最終話のクライマックスでしたね。
加瀬さんと大ちゃん電話の内容を、
- 事件に関する会話
- 加瀬さんの「最愛の告白」
の2つに分けて紹介します。
①事件についての電話全文
加瀬さんと大ちゃんの電話で、加瀬さんは罪を否認しつつも、ところどころ犯人だと匂わせている発言が多かったですね。
以下が全文です。
「宮崎です」
『ご無沙汰してます。ご用件は?』
「お伺いしたいことがあって今ウェルネスに向かっています」
『お電話でよければ』
「富山の死体遺棄事件のことです。朝宮達雄さんとはいつからのお知り合いですか?」
『さあ、いつからかは覚えていません』
「いつからのお知り合いですか?」
『朝宮さんには何度かお会いしただけですが、あれほど家族を思う人、私は他に知りません』
「2006年9月21日深夜、どこにいましたか?」
『東京にいたと思います』
「岐阜には?」
『行っていません。事件が起こった日ですよね。あの日さえなければ、家族は幸せだった』
「2021年8月3日夜、自宅にいらしたんですよね?」
『ええ。深夜12時頃帰宅しました』
「それを証明できるものはありません。渡辺昭さんに会ったことは?」
『事件の前、会社を訪ねてきたとは聞きました』
「あの晩はどこにいましたか?」
『父親は息子を盲目に愛したまま死んでいったそうですね。ある意味幸せだったんじゃないですか』
「2021年10月21日、18時から19時の間どこにいましたか」
『18時?』
「誰かと会ってましたよね?」
『いいえ』
『聞きたいのは橘しおりさんのことですか?』
「そうです」
『弊社に悪意を向けていたようですが、事故で亡くなったと聞きました。用件は以上ですか?』
②加瀬さんの最愛は梨央と優
「何で一線を踏み越えた?踏み越えてまったら戻ってこられんやろ」
『戻るつもりはありません』
「あんだけ信頼されとって何で…」
『法律では守れないものがあるからです』
『私が思うことは一つしかありません。(梨央と優の)二人には、一点の曇りもない人生を送ってほしい。それだけです。』
「どこに逃げようが、逃げきれんぞ」
『この日が来るのは、あの日から分かってました』
「二人にとって、お前がおらんくなることがどういうことか分かっとるんか!」
『頼みましたよ、宮崎さん。ようやく手に入れた二人の幸せを、壊さないでやってください。』
ここがクライマックスですね。大ちゃんが「何で一線を踏み越えた?」と問い、加瀬さんは「法律では守れないものがあるから」と答える。
それを弁護士の加瀬さんが言うのは、より重みを感じますね。
そして梨央と優の幸せのために罪を背負って、二人の未来を大ちゃんに託す加瀬さん…
私が思うことはひとつしかありません
— 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) December 17, 2021
二人には
一点の曇りもない人生を送って欲しい
それだけです
笑顔が絶えないように
幸せでありますように
頼みましたよ
宮崎さん@saiai_tbs #最愛ドラマ#ありがとう大ちゃん pic.twitter.com/oXxsoLja0K
これが加瀬さんの最愛の形です。無償の愛、見返りを求めない愛です。
加瀬さんは第3話の冒頭のナレーション(モノローグ)でもこのように語りましたね。
人に見返りを求めてはいけない。
求めなければ、誰かを憎むことも蔑む(さげすむ)こともない。
それが生きていく上で一番大事なことだ。
加瀬さんのナレーション全文はこの記事にまとめています↓
そして加瀬さんは梨央と優の前から姿を消した。大ちゃんも、梨央と優が幸せでいられるために、加瀬さんの秘密を守っている。「真相は愛で消える」というキャッチが見事に回収されましたね。
真相は
— 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) December 18, 2021
愛で消える
全ては
愛するがゆえに@saiai_tbs #最愛ドラマ
ありがとうございました pic.twitter.com/dVDKhEWT6x
加瀬さんが関わった事件の真相
ここからは時間軸で加瀬さんが関わった事件を時系列で整理します。
①15年前の死体遺棄事件
15年前の大雨の夜、達雄さんと加瀬さんが梨央が東京の大学に進学するときの学費などを話をしました。
2人の話がひと段落つくと、優から電話がきて、「お父さん早く帰ってきて」「男の人を刺してまった」と言う。
一緒に寮に向かった達雄さんと加瀬さんが目にしたのは血まみれの渡辺康介と梨央、そしてショックを受けた優。
警察に通報しようとした加瀬さんを達雄さんが「見んかったことにしてください」と懇願。
その時の2人の会話はこちら。
加瀬「息子さんは刑事未成年、殺人の罪は問われません」
達雄「いかん、いかん、優を人殺しにはできませんよ」
加瀬「少年法がプライバシーを守ってくれます!」
達雄「法律のものさしで言わんでください!私は、私は家族の話をしとります、子供がやったことやからいうて世間では言い訳にもならん。通らんのですよ!」
達雄「この子らをさらしもんにはできん。お願いします!お願いします!」
達雄さんの家族愛に心が揺さぶられた加瀬さんは、達雄さんに手を差し伸べて、梨央と優を助けることにしました。
そして達雄さんと一緒に渡辺康介を運んで、山の中に埋めた。加瀬さんはこうして一線を越えたのです。
②渡辺昭殺害事件
梨央と渡辺昭が会った夜。加瀬さんは梨央をことを心配し、芝池公園に向かいます。
加瀬さんは芝池公園で倒れていてつらそうにしている渡辺昭を見かけて声をかけました。
2人の会話はこちら。
加瀬「どうしました?大丈夫ですか?」
渡辺「警察に連れてってもらえんかね?康介を、息子を殺した男を見つけたで。弟やったんな、年も合うで」
渡辺「寮におった一家が康介を殺して埋めちまった…15年前に康介は殺されてちまった…何で康介は殺されなあかんのや…」
加瀬「ひ…ひどいことをしようとしたからです」
渡辺「たかがちょこっとイタズラしただけやないか!悪いのは誘ってくる女のほうやわ…何で康介が責められなあかんのや」
加瀬「あなたの息子のせいで!真面目に生きてる人達の人生が狂わされた、不本意な不幸を受け入れるしかなくなった。将来を奪われて、一生の苦しみを背負わされたんです!命を奪われるのとどう変わりがあるんですか!」
渡辺「康介にも将来があったんや!警察に知らせんと」
このシーンは本当にいろんな感情が詰まっていて、見ててつらかったです。
渡辺康介が犯した罪は本当に許せないです。そのせいで色んな人の人生が狂わされました。「人生を狂わされた」のは、梨央や被害者たちだけでなく、優、達雄さん、そして加瀬さんも同じですよね。
事件に遭った被害者、その家族とその周りの人の人生は皆一変する、ということはこのドラマで完璧に表現されていると思います。橘しおりもそうでしたね。
「イタズラだけ」っていう渡辺父のモラルが理解できなすぎてびっくりしました。
一視聴者として、息子は本当にクズで最悪なことをしているけど、父の亡き息子を思う気持ちもわかる…という正解のない葛藤が生まれて本当につらいシーンでした。
③橘しおり転落事故
橘しおりが転落したとき、加瀬さんはその場にいました。2人は真田家の暴露記事にめぐって口論していました。
橘「真田梨央の弟は人殺し、父親は死体遺棄、会社は不正を行ってる。真っ黒じゃないですか」
加瀬「それを出さない代わりにどんな条件でものみます」
橘「だから、私はお金なんていらないんです」
加瀬「何をお望みですか?」
橘「私は、必要とされてるって、誰かの役に立ってるって実感がほしいんです」
加瀬「どうか、薬が承認されるまで待ってください」
橘「罪を犯した人間は報いを受けるべきなんです」
加瀬「この薬で多くの人が救われる。無事に薬ができるまで、それだけを考えて動いてきたんです。お願いします」(土下座)
橘「この記事出して、世の中は不公平じゃない公平だって、自分にも真田梨央にも教えてやりたい」
加瀬「社長はあなたが考えるほど幸せじゃありません!何も手に…」
橘「記事出すなってことは私に死ねって言ってるのと同じです!」
加瀬さんは薬が承認されるまで記事を出さないようにお願いしたけど、橘しおりは何としても記事を出して、真田梨央を引きずり下ろそうとしている。
2人が口論している時に、発熱している橘しおりがクラクラしていて転落しました。加瀬さんは掴もうとするけど間に合いませんでした。
そして、転落した橘しおりを目の前にして、加瀬さんは救急車を呼ぼうとしていたけど、結局やめました。
梨央を守るため、あと少しで承認される薬のため…加瀬さんは橘しおりのパソコンと記事を奪って、その場を去りました。
つまり、橘しおりの死は事故です。加瀬さんは橘しおりを殺していなかったけど、助けなかったのは事実ですね。
まとめ
このドラマではさまざまな愛を描写しました。その中ではやはり加瀬さんの「見返りを求めない愛」が多くの人の涙を誘ったのではないでしょうか。
登場人物のそれぞれの最愛に関しては、ナレーションに語られています。
ナレーション順番や内容のまとめ記事はこちらです↓
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。