『ミステリと言う勿れ』ドラマの設定が原作漫画と違うことで話題になっています。原作の設定では、犬堂愛珠(あんじゅ)は犬堂ガロの姉です。原作は姉弟の間の複雑な愛憎とガロの葛藤を描写してファンの共感を呼びました。
しかし、ドラマではなぜか犬堂愛珠が妹になり、ガロと愛珠の関係が兄妹になりました。この設定変更に違和感を感じるというコメントが非常に多かったです。
この記事ではドラマの設定はなぜ原作と異なるかを考察します。
犬堂愛珠の原作設定は姉、ドラマでは妹になった
白石麻衣さんが演じる犬堂愛珠は、原作の設定では犬堂ガロの姉でした。犬堂ガロの人物紹介はこう書いてあります。
犬堂 我路(いぬどう がろ) / 熊田 翔(くまだ しょう)
バスジャック犯の主犯。
引用:Wikipedia
連続生き埋め殺人事件の被害者・犬堂愛珠(いぬどう あんじゅ)の弟
愛珠はすごく美人でありながら、小さい頃から体が弱く、持病があります。それで両親の関心を独り占めしていました。
そんな愛珠の性格はとても強気で、わがままで暴君でした。
弟のガロが思う愛珠はこんな感じです。
- 女王様
- わがまま
- 暴君
愛珠に支配されていたガロは「死んでしまえ」と何度も思っていたが、それでも愛珠のことを「愛していた」。
この愛憎の感情こそ、
支配的な姉と支配される弟
の関係性を表しています。
しかし、ドラマの犬堂愛珠は妹になった。
設定の変更に合わせてガロが愛珠に対して憎んでいたも愛していたという感情が、「弟→姉」の感情「兄→妹」の感情になりました。
これに対してすごく違和感を感じます。なぜかというと、この感情の向き方は姉弟だからこそ成立するものです。
ミステリと言う勿れのドラマ、なんで姉→妹に変えたの!?
— アツキ (@atsuki_pk) January 24, 2022
兄→妹
弟→姉
って、感情の方向が違いすぎない?
「乱暴的で支配的な妹」に対して兄が「憎んでいたも愛していた」なんて、ちょっとおかしいですよね。どちらかというと妹を庇護したいという感情の方が自然です。
ミステリと言う勿れ
— とみちゃん👔 (@1126tomichan) January 24, 2022
なんで愛珠が妹の設定になっちゃったのか😢
姉弟と兄妹って、おなじきょうだいでも意味合いがまた違ってくるのになぁ。
キャストは、人それぞれ好みもあるだろうけれど、こういう設定の変化に、原作を楽しく読んだ身としては、実写化の残念さを感じるなぁ😔
支配的な姉はわかるが、なぜそこを妹にしてしまったのだろう…。白石麻衣さんありきのキャスト?(『ミステリと言う勿れ』)
— ポカリ投手 (@yakushin88) January 24, 2022
ミステリと言う勿れはどうして姉が妹になったのか
— たくさん眠たいsumiren (@s_so0m) January 24, 2022
姉の暴君というのが良かったのに
犬堂愛珠とガロのセリフに違和感
姉弟の設定は兄妹に変わったけど、セリフだけはなぜか原作に忠実しています。
「私を身体が弱く生んだのは両親のせいだから、私のために生きる責任があるの。ガロ、あなたも私のために生きるの」
「そうすれば、私はガロを守る」
この強気なセリフ、どうみても姉から弟への発言ですよね。
犬堂愛珠の設定が姉から妹になったのに、ガロに言うセリフが原作のままになっています。それに対して違和感を覚えた視聴者が多いようです。
ミステリと言う勿れ原作未読だけど楽しくドラマ観てるんだけど、守ってあげるというセリフに違和感ありすぎてついったーみたら納得した
— ちあき (@saigolden) January 24, 2022
姉としてのセリフなのね!それなら分かる
病弱な妹が、かなり年上のように見える兄に対して「守ってあげる」って何事!?と思った 最高権力者とかなのかと
妹なら、兄を「守る」なんて言いません。
ミステリと言う勿れ、ドラマでなぜか姉が妹にされていたのだが、配役の問題かな?そうならあのまま姉設定でも良かったのに。
— はづき (@rist_mode) January 24, 2022
そもそも、女王様扱いされて育った妹は、兄に対して「守る」なんて絶対言いませんby姉
それだけではなく、ガロの「でも愛していた」というのも、暴君な姉に対してだからこそ美しいですよね。
『ミステリと言う勿れ』
— せつな (@Pluto_Te1029) January 24, 2022
ドラマ版では愛珠が妹に改変されてるのがとても残念。
可憐な妹に対しての庇護欲の愛と暴君な姉に対しての憎悪も孕む愛はまったく異なるものだし、原作ガロくんの愚痴にも懺悔のようにも告解にも聴こえる自分を支配したがる姉への「でも愛していた」がとても美しかったから。
あんまり期待せずに見たせいかミステリと言う勿れ中々よくて毎週楽しみに見てたけど、愛珠を妹設定にしたの納得いかん😤
— nagakura (@1Ru_Mel_Pan) January 24, 2022
姉だからガロを「守る」し、ガロも「親の歓心を独り占めする、我儘で暴君な姉をそれでも愛してた」といえるのに…。あと若干台詞が原作のままなので、なんか違和感!
こちらのツイートにも書いてある通り、姉だからガロを「守る」し、ガロも「親の歓心を独り占めする、我儘で暴君な姉をそれでも愛してた」といえます。
犬堂愛珠の設定を妹になった理由はキャスティング
犬堂愛珠と犬堂ガロの設定とセリフは姉弟だからこそ成立するものなのに、なぜドラマでは兄妹の設定になったでしょう?
その理由は
キャスティング(配役)のせい
だと言われています。
白石麻衣さんに出演してもらうために、無理やり設定を変更した可能性が高いですね。
原作ほぼママな「ミステリと言う勿れ」で白石麻衣さんは無理やりキャスティングしたんだろうなぁ…セリフそのままで姉を妹に変えたので原作知っていると無理が生じているのがわかる。姉なら成り立つ設定だけど妹だと微妙なんだよな…
— happysad2006 (@happysad2006) January 24, 2022
なぜ白石麻衣さんに出演してもらうために設定を変える必要があるか?
今回、犬堂愛珠を演じたのは白石麻衣さん。そして、犬堂ガロを演じたのは永山瑛太さん。
【ミステリと言う勿れ】ガロ(犬堂我路)のキャストは瑛太で匂わせてた!
2人の年齢は10個離れています。
- 永山瑛太:1982年生まれ、39歳
- 白石麻衣:1992年生まれ、29歳
さすがに10個も違うと、白石麻衣さんが永山瑛太さんの姉を演じるのに無理があります。
実際にドラマを見た感じでも、白石麻衣さんは若くて綺麗で、永山瑛太さんは少しやつれている感じでした(汗)
ミステリと言う勿れ、瑛太とまいやんなら年齢的に姉弟逆転は仕方なしと思えど残念だなぁ。とんでもない姉ととんでもない妹じゃ全然変わってくるもんな…。そしてなぜ印象展が広島じゃなく大阪?撮影の関係??
— めろん (@nor_em) January 24, 2022
配役の問題は仕方ないですが、それで原作の大切な設定を変えてしまうのはちょっと残念ですね。
原作ファンの多くはこの変更に納得ができないようです。
ミステリと言う勿れのドラマ、なんかちょいちょい謎の設定変更あるの何故?なんだけど姉から妹になったのが俳優の都合だったら嫌だな
— イカ (@yobukonoikaumai) January 24, 2022
RT
— 史都玲沙 (@reisa_shito) January 24, 2022
ミステリと言う勿れは、あまり改変して欲しくないと最初に書いたけど。ドラマってやっぱり改変するんだなあ。何故だ。細かい事だけどここを改変するのは違うだろ?と思うのに。妹と姉は全然違う。変えても似たようなものだろ?と思って変えたのだとしたら、尚更なぜ変える必要があった?と思うし。
「ミステリと言う勿れ」すごく面白かったのに。良い実写化だと思ってたのに。「原作とドラマは別物」って言っても流石に許せない。原作ではガロくんの姉の愛珠が、ドラマでは妹設定になっていたことだけは、どうしても許せない。
— 🐻@無言Fでお迎え中 (@o_gai0217) January 24, 2022
そこは絶対に変えちゃいけないところだった。
変えてほしくなかった。
原作ファンから大きく反対されたこの改変。この件が『ミステリと言う勿れ』の視聴率に悪い影響が出るか、今後も注目していきたいと思います。